古代ローマの建築に関する本によると、庶民は「インスラ」と呼ばれる集合住宅に暮らし、中上流階級になると都市部に一軒家というか、「ドムス」と呼ばれた邸宅を構えていたそうです。
そのほかに都市郊外にも別荘がある貴族もいて、別荘は「ヴィラ」となります。
英語の「ドメスティック」は上記の「ドムス」からの派生語だとか。
古代のオスティア(とかローマとか?)の町並みはこんな感じだったそうです。
往事のローマ人の豊かな生活ぶりが遺跡にのこっています。
立派な円形劇場もありました。
オスティアは港湾都市とローマ郊外の別宅都市的な要素が混ざっていたようですが、蛇行したテヴェレ川の堆積物で町周辺の水運などに障りが出て近くに新都市ができたことや、後代は異民族の侵入などから町ごと放棄されて千年以上そのままになったとか。
朽ちているとはいえ、現代の首都ローマからほど近いところにこれほどの遺跡がそのまま残っていることにも驚きました…こんなスケッチもあります:
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