イタリア:旅のスケッチブック

イタリアを旅したり暮らしたりしながら、つれづれに描いたスケッチなど。

カテゴリ: ドイツ

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ドイツは南欧に比べると建物が石造りと言うより木造の文化があるように思います。童話にも出てきますが、うっそうと深い森の国なのですね。壁面に焦げ茶色の木組みが見える建物がなんとなくドイツっぽい、という気がします。

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屋根の形にもお国柄があるのでしょうか、目玉のたくさんあるオバケのように見える大屋根の民家もそこここで見ることが出来ます。

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ローテンブルグで印象深かったもののひとつが、中世の刑事博物館でした。

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簡単にいえば中世の刑罰や拷問に関する品が陳列されていて、なかなかおどろおどろしいのですが、陳列ケースの中に「拷問道具の取扱説明書」が展示されているあたりは「さすがはまじめなドイツ」という感があります。

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また、軽犯罪に対する刑罰として珍妙な鉄の仮面をかぶらせ辻にさらす、というものがあったようです。

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…イタリア人には効き目のなさそうな刑罰かな?と思いながら、ヨーロッパの中世に思いをはせた一日でした。

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こんなスケッチもあります:


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フィレンツェのホームステイ先で最初に仲良くなって色々助けてもらった友人がドイツの人だったので,その後もドイツにはプライベートでも仕事でも出かける機会は多かったのですが、不思議とスケッチはあまり描いていませんでした。
手元に残る数枚のドイツでのスケッチは、フランクフルトからミュンヘンまで一人ロマンチック街道をバスで旅した途中で泊まった小さな町、ローテンブルグの町並みです。中世の城壁都市の面影がそのまま残っていることで人気観光スポットなのだとか。
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グリム童話に出てくるドイツの町のイメージ、というところでしょうか。

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バスは町の城壁の外に止まり、門をくぐって小さな町の中に入ります。イタリアにも意匠こそ異なりますが、同じような城壁で守られた小都市は多いので、ちょっと親近感がわきました。

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東京にせよミラノやフランクフルトにせよ、ある程度近代化された大都市は暮らしやすいですが、こんな小さな昔風の町ならではの豊かさも捨てがたいものです。

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こんなスケッチもあります:

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