ドイツは南欧に比べると建物が石造りと言うより木造の文化があるように思います。童話にも出てきますが、うっそうと深い森の国なのですね。壁面に焦げ茶色の木組みが見える建物がなんとなくドイツっぽい、という気がします。
屋根の形にもお国柄があるのでしょうか、目玉のたくさんあるオバケのように見える大屋根の民家もそこここで見ることが出来ます。
ローテンブルグで印象深かったもののひとつが、中世の刑事博物館でした。
簡単にいえば中世の刑罰や拷問に関する品が陳列されていて、なかなかおどろおどろしいのですが、陳列ケースの中に「拷問道具の取扱説明書」が展示されているあたりは「さすがはまじめなドイツ」という感があります。
また、軽犯罪に対する刑罰として珍妙な鉄の仮面をかぶらせ辻にさらす、というものがあったようです。
…イタリア人には効き目のなさそうな刑罰かな?と思いながら、ヨーロッパの中世に思いをはせた一日でした。
こんなスケッチもあります:
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