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急行列車に乗ってスペインの南、アンダルシア地方へやってきました。

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スペインも長い歴史の中でいくつかの王国に分かれていたり、トルコやアフリカ大陸から入ってきたイスラム勢力の支配の時代があったり、色々な歴史の変遷があったことはヨーロッパに来てから詳しくなりました。アンダルシア地方は特にイスラム文化の名残が色濃く、イスラム寺院がキリスト教の教会になっていたり、エキゾチックな雰囲気でした。

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アジア的な東洋の意匠とも、いわゆるヨーロッパ的な(あるいは古代ローマ的な)意匠とも違った,独特な様式がとても新鮮です。
メスキータと呼ばれる、モスクからキリスト教会へ転用された大建築はたしか世界遺産にもなっていたように思います。

半日町をぶらぶらと見物して安宿を見つけ、街角の定食屋のようなところで片言で(イタリア同様スペインも大都市を離れると急に英語が通じなくなります。むしろイタリア語の方が通じたり)夕飯にありついた後、昼間見物したメスキータの近くでぞろぞろと町の人たちが大勢集まっていく人の流れに出会いました。

夜の礼拝でもあるのかな?と興味半分でついて行くと、なにやら小さな市民ホールのような場所に人が吸い込まれていきます。
出入り自由らしく、受付も何もないので入ってみると、そこではコルドバの町のフラメンコ教室の発表会のようなものが開かれていました。

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写真のような、幼稚園くらいの子ども達のクラスから高校生くらいの若者達まで順番に演技が披露されて、前の方の席では親戚の男性達がビデオカメラにかじりついて我が子?の撮影に夢中になっていたり、日本のバレエ発表会あたりとなんら変わらない光景になんとなく和んだ一夜でした。

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こんなスケッチもあります: