Montreux

スイス散策はイタリア(特にミラノ)から近いと言うこともあって、日帰りも含めるとかなりの回数になったように思います。とはいってもこうして振り返ると一度訪れたきり、となっているところが多いのが残念です。
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ジュネーブからほど近いレマン湖畔のシヨン城もそんな具合に一度だけ訪ねることができました。
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湖にせり出すように作られた大きな館のようなお城ですが、景観の美しさより著名な詩人にうたわれたことで知られているとか。
19世紀のイギリスの貴族詩人、バイロンの「シヨンの囚人」がそれです。
バイロンは「バイロン卿」と称されイタリアにも長く滞在していたので、ベネチアなどイタリアの各地にも「ここにバイロン卿が居を構えた」というような碑文を見かけることがあります。

Byron

お金持ちでインテリ、これといって働くこともなくにヨーロッパ諸国を気ままに訪ねつつ最後はギリシャの独立運動に参加しようとエーゲ海の果てで客死した人物だそうです。

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バイロンの詩にうたわれた「囚人」も実在の16世紀の宗教改革者だったとか。
お城の中を見学するコースでは牢獄だった部屋も見ることができました。

18世紀〜19世紀は戦争や革命の多い時代でもありロマンチックな時代でもあったようですね…

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こんなスケッチもあります: