テヴェレ川にかかる「エミリオ橋」通称「壊れ橋」です。
イタリア語でそのまま「壊れた橋:Ponte rotto」といえば、ローマでは通じます。
なんでも紀元前2世紀に、もともとの橋が作られたという由緒正しいものです。
その後改修工事で立派になったのが2世紀ころだそうですが、たびたびの洪水で壊れて16世紀から使われなくなり、19世紀になって新しい橋を作るのに邪魔な部分を撤去したのでこんな姿になったとか。
もっとも、ルネサンス以前の中世のローマの町は草ボウボウの荒れ野原だったといいますから、橋の一つくらい壊れていても気にならなかったのでしょうか。
なんとなく中途半端な感じもしますが、全て壊すのはもったいない、という考えなのかもしれません。
橋のことを調べていたら、3DCGでこの橋を再現しているものがありました:
壊れた橋より、テヴェレ川そのものがもう少し綺麗になると良いのですが…。
こんなスケッチもあります:
(c)labobabbo - イラスト素材 PIXTA -
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