実はうろ覚えなのですが、ボルゲーゼ公園の風景だろうと思います。
ローマの大きな公園といえばここ、という場所ですね。
作られたのは17世紀の初め頃からだそうですから、古代の遺跡に比べると新しい、ということになります。
時代はすでにルネサンスを過ぎて君主制の大国が他国(イタリア半島はこの時期もバラバラの小国家の寄せ集めだったはず)に影響力を発揮するようになっていて、庭園の造り方もなんとなく「それっぽい」気がします。
ボルゲーゼという貴族が「ローマ史上最大の庭園を作る」と計画したとか。
敷地には当然貴族の館があって、現在は貴族のコレクションなどが展示されています。
起伏の多いローマの町の比較的高いところにあるせいか、意外に気がつきにくいのですが、有名なスペイン階段の上あたりから反対の端はポポロ広場まで伸びていてちょうどローマの中心地のちょっと外側、というかんじでしょうか。
喧噪と活気に満ちたローマの町は楽しいところですが、時には静かに散策するのもよいものでした。
こんなスケッチもあります:
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