フィレンツェでイタリア語を学んだ学校では、語学以外の学びについてもいろいろなオプションがあって、希望者が参加できるしくみになっていました。
ルネサンスの絵画や建築を見学する半日のツアーだったり、フィレンツェ郊外のトスカーナの小都市を回ったり、いろいろ楽しい経験でしたが、ある先生はフィレンツェの名物料理を楽しむ夕べを催してくれました。
フィレンツェを含むトスカーナ地方はキャンティなどワインが有名ですが、食に関して言えば生ハム、ソーセージ、モツ料理、圧倒的に「肉」が挙げられます。
「フィレンツェ風ビフテキ(bistecca fiorentina)」は要するに骨付きの炭火焼きビフテキですが、赤身肉のしっかりした食感で、確かに美味でした。
みんなで「美味い美味い」と食べながらスケッチした(酔っ払っている?)のでタッチが雑ですが・・・
だいたいどこのレストランにいっても、このビフテキはかなりの大きさで出てきます。
別の機会に日本からのお客さんを案内してビフテキを注文したら「ミニマムサイズは700グラム」といわれてビックリしました。
だいだい、ビフテキしか食べないわけではなく、前菜やパスタを楽しんだ後の主菜、となると、「こんなに食べられません(泣)」という人も多そうです(一緒に行った友人は、美味いけど多すぎるだろ!と怒っていましたが)。
レストランは中心部にあって、居酒屋的な気取らない雰囲気と観光客慣れしている接客で(イタリア人の応対なので適当なところはあります)よいお店でした。
・・・あれやこれやの末のビフテキでおなかがはち切れそうになっているところで、デザート(一人分がお豆腐一丁くらいの大きさのティラミス)が出てきて「もう無理」と思ったら、近くの学生(ドイツ人だったかな)が「お代わり!」していたのに心底驚きました・・・
こんなスケッチもあります:
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