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海岸に沿って走る列車にトコトコ揺られてバシリカータ州からカラブリア州に入り、イタリア半島の「足の裏」の古都クロトーネにたどりつきました。
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ちょうど夏のあいだ、フィレンツェでお世話になったご家族がこの町に滞在していると聞き、再会することができました。
親戚のほとんどがフィレンツェにいるのですがもともとクロトーネのご出身だそうで、言ってみればお盆の里帰りのように夏の間はここに戻るのだとか。
「このあたりは大昔クロトンというギリシャの町だったのよ」と教えてもらい、海の近くに残るギリシャの石柱に案内してくれました。

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その昔ここにも海を望む神殿があったのでしょう。

あらためて調べてみると、紀元前5世紀前後にクロトーネ出身の数学者や解剖学者が古代の著名な出身者としてあげられていました。
古代とは言わないまでも地中海貿易が華やかな時代には今とは違った町だったのでしょう。

ちなみにクロトーネから車でしばらく走ると、Capo Rizzutoというところには海の中にとびだしたお城が残っているそうです。

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おばあさんの実家に泊まっている小学生、というのは日本でもイタリアでもあまり変わらないかんじで、お孫さんとベランダでのんびりすごした一夜の宿でした。
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