
ローマから地下鉄に乗って海(フィウミチーノ国際空港方面)に向かうと、そっくりそのまま残ったローマ時代の町オスティア・アンティカを散策することが出来ます。

ローマ市内を流れるテヴェレ川の河口に近く、古代の港湾都市として栄えたそうですが、その後いろいろな理由で町ごと放棄され、現代まで残っていたとか。

ローマ時代の町を体験できる遺跡と言えばポンペイが有名ですが、こちらはローマから日帰りという訳にはいきません。また、ポンペイが火山灰で封印されていたのに対してオスティア・アンティカは野ざらしのまま状態を保っていたようです。
ポンペイ見物も検討していたのですが、日差しの強い季節になると熱射病の危険があるというこわい話を聞いて(冬は冬で吹きさらしのようですし)躊躇していたので、ローマから近いオスティア・アンティカ散策でポンペイ見物に替えることにしました。

両方に足を運んだわけではないので比べることはできないのですが、小ぶりな町並みながら見事なモザイクタイルが残っていたり、古代ローマの富裕層の屋敷(ドムス)の遺跡など眺めているだけで、何となく古代のロマンに浸れる素敵な遺跡でした。。。

こんなスケッチもあります:
(c)labobabbo - イラスト素材 PIXTA -